三台目のFP。SIGMA FPL × 90mm F2.8 DG DN
三台目のFP。SIGMA FPL × 90mm F2.8 DG DN
Sigma Iシリーズレンズの充実がFP Lの魅力を増す。
90mm F2.8 DG DN
ワイドは17mmから、望遠側は90mmまで焦点距離も揃い出したSIGMA Iシリーズ。それに合わせてF2の大口径と、F2.8やF4という小口径タイプの2ラインが有り、充実ぶりが溜まらない「プレミアコンパクトプライム」。
当初F2の大口径を好んで使っていたが、最近はF2.8の小口径のコンパクトラインのほうが、取り回しもよく気に入っている。フィルター系は55mmと揃っていて、フードも共有できる。
中でもいいと感じるのが90mm F2.8 DG DN | Contemporary。
F2.8という無理のない開放値からくる立体感の良さ
90mm F2.8と聞けば、中々地味な印象だが、90mmで日常光景をグッとフレーミングする感覚はかなり楽しいものだ。さらに当レンズは最短撮影距離も短く50cm。非常に使い勝手もいい。テーブルショットも難なくこなせたりする。そしてその写りは驚くほどいい!!
キレキレのピント面ではないが厚みがあり力強く、気持ちのいい立体感を持つ。さらにボケも非常になめらかで、自身の印象では佳き頃のランカレンズを感じさせる描写だ。
SIGMA FPはFP Lへ
長らくブログ更新もしてなかった間にSIGMA FPはFP Lとグレードアップしている。
当初、FP L登場のタイミングで、いろいろ検討した結果、あえて無印のFPを購入したものだが、画の良さからやはりFP Lを使いたくなり買い替えるに至っている。
FPと比べるとFP Lは像面位相差AFもついて僅かにフォーカスも速くなり、各所細かく都合よく改良されている。そして何より6100万画素のFP Lの画は、やはり特別なものを感じる。
クロップズームは想像以上に使える機能だ。APS-Cの1.5倍としてもFP以上の解像度があるわけだ。
SIGMA独特の画作りに、FP Lの解像度の高さ、Iシリーズのレンズ郡を知ってしまったら、新しいカメラが出ても欲しいと思えるものは中々見当たらない。
もちろん、FP Lもネガティブポイントは多々ある。EVFは無いし、6100万画素もの解像度には手ブレ補正機能もほしいし、メカニカルシャッターもほしい。
もちろん。それらが付いてしまうとこのコンパクトなボディがスポイルされてしまうので、カメラに何を求めるかという所だが、FP Lは、とにかくコンパクトで究極の画が写し出せる特別な存在と言えるだろう。
只々最高の画質を叩き出すスーパーコンパクトSIGMA FP L
手持ちのSIGMA Iシリーズのレンズは、大口径のF2からコンパクトなF2.8に入れ替わってきた。
現在所有のIシリーズは17m F4、35mm F2、45mm F2.8、90mm F2.8。FP Lとこれらのレンズすべて持って出ても大した荷物にならない。しかもそれで撮った画が究極の画質なわけだから、大げさだが夢のシステムと言える。
もちろんカメラも旅先やシーンに合わせて色々持っていたいもの。このFP LとIシリーズレンズが全てではないものの、一つのスタイルとして手放せない存在である事は間違いない。