上高地MONOCHOROME
上高地MONOCHOROME
冬の上高地
すでに初夏の陽気だが、今年の2月。冬の上高地に足を運んだ。昨年秋に上高地を訪れているが冬は初めて。上高地の入口となる窯トンネルをひたすら歩き、上高地トンネルを抜けると、深い空に白い山並みというすばらしい光景が待っていた。大正池あたりから散策路に入りスノーシューを履き進む。
冬の上高地は人も少なく、ひっそりとして静かに息を潜めているようだった。
この日の装備はFUJIFILM X-Pro3にXF16-80mm F4 R OIS WR一本。ザックの肩ベルトにPeakdesignのフォルダーを付け歩いた。昨年秋は首からカメラを提げていたが、ブラブラするのと、やはり両手は使える状態で居たい。胸に固定されたチタンボディのX-Pro3は軽量で、スティックを持つ歩行の妨げにもならない。
そしてレンズはこの散策に合わせて購入したXF16-80mm F4。35mm版換算で24-120mmという広角から望遠までカバーし、さらにX-Pro3共々防塵防滴というもはや最強の組合せだろう。特にテレ側が120mm相当というのはありがたい。風景写真に標準ズームではやや物足りない。もう一段踏み込んでフレーミングしたくなる光景も多い。そんな時には心強い。
描写はXFの赤ラベルには及ばないが、X-Pro3との組合せで絞り込めば解像力も高く、冬の山並みの力強い表情を捉える事が出来た。
この日は快晴で気温も高めでやや汗ばむ陽気だった。欲を言えば冷え込むくらいの気温だと山の表情も違っただろう。上高地。次は泊まりで訪れたい。
FUJIFILM FUJIFILM X-Pro3 Monochorome Travel XF16-80mmF4 R OIS WR
TAKAHASHI_Toshimitsu 2021年5月10日
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Toshimitsu Takahashi Copyright 2020